百桃の悩ましいにっき

百桃のブログ

「費用対効果」が高い言語

2カ月ほどそんな調子でレッスンを進めると、李さんの方の材料が尽きてきた。
そこで提案された。
新聞記事を読んでみませんか。
まだ初歩の文法もおぼつかないのに……。
「えっ」と思ったが、20年ぐらい前に大学のゼミでロシア語の新聞記事を辞書と首っ引きで読んだことを思い出した。
正直、文法などより面白そうな気がしてOKした。
後から思えば、この勉強法が自分には効果的だった。
最初に渡されたのはリーマン・ショックに関する記事だった。
当然ながらほとんどの単語を知らない。ネットの辞書を使うため、自宅のパソコンを韓国語入力ができるように設定した。
次に、どのキーを押すと、どの字母が出るかを手当たり次第に読み出し、手書きで配列表をつくった。
検索はできるようになったが、とにかく時間がかかる。
知らない単語の意味を書き込んでいくと、記事を印刷した用紙はたちまち真っ黒に。A4の1枚に3時間要した。
ところが、検索を繰り返すうちに気づいた。
漢字由来の韓国語の読み方と、日本語の音読みの間に、非常に規則的な対応関係があるのだ。「鉄」や「哲」はチョル、「決」や「欠」はキョルと読む。
新聞記事だから漢字由来の語は多い。多くの単語を検索するうちに、ハングル表記を見ただけで「この言葉はこういう意味では」と推測するのが面白くなってきた。
1人でクイズをやるようなもので、当たると気分が盛り上がった。
しかも、主語、述語、助詞の並びなど文章の構造が日本語に近く、考えがついていきやすい。
日本語話者にとって韓国語がいかに「費用対効果」が高い言語かを肌身で感じることができた。
気になるキーワード「出雲大社のバスツアー」についての情報です。
出雲大社バスツアー
関西に住んでいる方で、「行ってみたい」という願望を持ちながらも、島根県の西の端に位置する、縁結びの神様で有名な、女性に大人気の神社、出雲大社に日帰りで行くのは、かなり大変そうと躊躇される方も多くいらっしゃることでしょう。
たしかに、自分でマイカーを運転して、関西から、山口県との県境にちかい島根県の西の端に位置する出雲大社まで日帰りで行くのは、自家用車を運転するだけで疲れてしまい、観光を楽しむ余裕もなくなってしまうでしょう。